2008.09.09(火)
【第18回】
まだまだ猛暑の続く東京ですが、昼間の蝉の声とバトンタッチするように夕暮れ時から秋の虫の鳴き声が聞こえ始めました。 実りの秋、と言いますが、皆さん実ってますか?やっぱり秋に実るためには、夏の間厳しい暑さに負けずに頑張んなきゃいけないんでしょうね。今年の前半頑張った曲が、この秋にようやく実り、リリースされることとなりました。「手紙」〜親愛なる子どもたちへ〜という曲です。世界中を飛び交っていたポルトガル語のチェーンメールを元に作った、年老いた親から子どもへの手紙です。親子の関係は、時として難しく、安らげることだけではないかも知れない。互いに意地を張り合って、心が通わなくなってしまってしまっている人も多くいらっしゃると思います。実際僕にもそんな時代がありました。でも、そうであったからこそこの手紙の文章は僕の心に深く突き刺さって来ました。自分の弱さを見せられる人っていうのは、強い人です。衰えていく自分のことを赤裸々に綴ったこの手紙に、僕は親というものが最後に子どもに示す限りなく強い愛を感じました。受け取られかたは人それぞれだと思います。どうか聴いて下さい。よろしくおねがいします。
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